4000m降下1000kmライド敢行! 其の2

Change2010-08-15

2日目:8:30に友人宅を出発。多分、10時間のライド。
海抜800mのサンタクルスまではずっと下りかと思ったら、最初の1時間は登りばかり。

登りの途中で湖発見。そのほとりにこっちでは珍しい、洋風なレストランが建っていたので、朝食にする。
ホントは下の湖(人造湖らしい)で飼育しているニジマスかペヘレイ(キスに似た淡水の魚)を昼に出すらしいのだが、今はないのでサラミのサンドイッチを出してくれた。このサラミが半分ハムのような柔らかさでおいしかった!店主に聞くとこのあたりは標高3300mらしい。







その後しばらくすると下り坂のカーブに差し掛かる。
すると、山々の木々の様子が変わってくる。熱帯の木々に変わっているのだ。2時間も走るとずいぶん下ってくるんだなぁ。空気も濃くて生暖かくなってくる。

こんなタンクローリーや材木を積んだトラックが20km/hくらいでえっちらおっちら上がってくると後ろは大渋滞。
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山坂道を終えるとVilla Tunari。 看板を見ると標高290m!!、3時間で3000mも降りたのか?。
昨日からだと4000m以上降りている。(ということでタイトル替えました)


あたりは、冬季とはいえ初夏のような気候で女性はみなタンクトップである。
スルビの炭焼き
ちょうど昼に到着。今週末はどうも魚フェスタをやってるらしくポスターが張ってある。
いってみると広場の一角を仕切って屋台が出ていた。
という訳で、スルビという魚を食す。実物を見たことないのだが、大きいものは1mを越す淡水魚らしい。
私の別の趣味はルアー釣りなのだが釣りに来たいぞ。
炭火で焼いたのを食べたが生臭くなくおいしかった。
その後の旅は上り下りのない、ずーーーーーっと平坦な道を300kmも走った。

バナナ農園
あと300kmも走るのか・・・

同じ国とはいえ、アンデス高地とはこうも世界が違うのかという感じで、気候、風土、習慣、文化、人も違う。こう言う旅の変化は日本では味わえないな。日本って青森から九州に旅してもそれほど風景は変わらないから。
このあたりは一年中最低気温が20度を下回ることはほとんどないので窓もない高床式住居が多く見られた









夕方6時、サンタクルスに近い大き目の町Monteroに到着。
町の真ん中の交差点から発信しようとすると、アクセルを開けても動かない?
あれっ?どうしたんだ?抜き去っていくモトタクシー(中国製バイクの後ろに乗せて走るタクシー)がバイクの後ろを指差す。
チェーン交換の図。モンテロ市内の主要移動手段はバイクタクシーなので修理屋があって助かった

降りて見てみると、なんとチェーンが切れてるではないか!
しかし、ここで切れるか?! 途中の田舎道で切れていたらと思うとゾッとする。
近くを走っていた元タクシーの兄ちゃんに近くにどこかに修理屋は無いかと尋ねたら、今日は休日だからしまってるけど、1件開いてる店を知ってるというので、持ってきていた荷造りロープでバイク屋まで牽引してもらった。
こういう時はこっちもパニクっているので写真など撮ってる余裕もない。
なんとか、1時間ほどでとりあえずはチェーンをつないでもらい、残り1時間サンタクルスに向かってひた走る。
サンタクルスには結局8時過ぎに到着。疲れたー。おしりが麻痺して、バイクから降りるのもツライ。往復1000kmライドのつもりだったが、着いてみるとメーターは800km達していた(笑。
この距離また戻るのかと思うと憂鬱になってきた…orz
ということで次回からは1600kmライドに訂正ですな(苦笑